りんりん&どんぐり&くれよんの発達障害ライフ

アスペルガー症候群の長男、トゥレット症候群の次男、そして波瀾万丈な母の3人で綴ります!

くれよん君の学校


次男くれよん君は、ただいま高校2年生。
トゥレット症候群を発症してから、毎日の
登校は困難な為、高校は養護学校の高等部へ
通っております。


しかし、養護高等部では、普通の会話を楽しめる
お友達が、いないという現実でありました💦


見学、面接時は静かな方も多く、少しの方が
常時先生の支援が必要である程度に見えたの
ですが、皆さん支援が必要であり、くれよん君は
クラスのお友達の支援をお手伝いをする様な
状況でした。


くれよん君は、中学校も支援級なので、
慣れているし、苦にはならないし、
頼ってもらえるのが、嬉しいくらいでした。


クラスに唯一、会話が出来そうな
良きライバルになれそうなお友達がいたの
ですが、残念ながら、みんなをいじめる子
だったのです💦


くれよん君、しばらくは、皆んなを守ろうと
頑張りましたが、その子に注意した後、
罪悪感が生まれる様で、苦しくなって
しまいました。


そうなると、症状も悪化し、しばらく休み、
退学も考えましたが、先生が個別授業をして
下さるとの事で、週に1日、ありがたく
お願いしました。
これが、高校1年生の状況です。


しかし、くれよん君のお友達と楽しく過ごしたい
という思いが、日々、ひしひしと感じられるので、
母は、お友達と楽しく過ごせそうな居場所を
探しました。


くれよん君が小学生の頃に検索し、気になる
フリースクールがありましたが受給者証が使えず
有料な為、迷った末、受給証が使える発達障害児
の為に設立されていた、他のNPO法人
フリースクールに通いました。


くれよん君は、学生生活も残り少ないので、
母は、有料でも良いと考え、ホームページを
検索しました。


学校が苦手なお子さんの為のフリースクール
であり、障害の方の為では無いので、受給者証が
使えないのです。
受給者証を使用しても有料ではありますが、
月の上限金額が世帯の所得により決められており、
それ以上は自治体が負担して下さる
ありがたい福祉制度です。


それが、タイミング良く、数ヶ月前から、
受給者証が使える放課後ディサービスも
始めていたのです。


すぐに見学を申し込み、行かせて頂くと、
1つ年上の女の子が自己紹介してくれ、
他の少し年下であろう男の子と楽しそうに
勉強をしていました。


フリースクールは、勉強を教えて下さる先生と
個別に過ごし、放課後ディサービスはみんなで、
過ごす場所になっているそうです。


初対面のお2人のお友達は
両方利用しているのだそうです。


見学後、園長先生とお話しをさせて頂きました。
フリースクールを10年続けてこられたそうです。
気さくで優しく、明るく、子供の事も理解し、
親にまで、気遣って下さる素敵な女性である
と思いました。


くれよん君はお友達と過ごしたいので、
放課後ディサービスを利用する事に決めました。
放課後ディサービスといっても、朝9時30分から
午後3時半までとフリースクール並みです。


車で、送迎もして下さるそうですが、人数に
制限があり、曜日によっては無理な日もあるとの
事でしたので、私の仕事の日のみ、送迎をお願い
する事にしました。


通い始めたのが、昨年の8月でした♫
早、1年3ヶ月が過ぎておりましたね。
共通の趣味のお友達が何人もいて、本当に
楽しそうです。
1つ年下の男の子ですが、約束をして、
遊びに出掛ける事も出来ました。


くれよん君の長年求めていた、
『共通の趣味の話が出来るお友達が欲しい』
『お友達と遊びに出かけたい』が、
次々と叶いました。


くれよん君が『この放課後ディサービスに
行かせてくれて、ありがとう』と言ってくれた
時は、私も嬉しく、涙が出ました。


学校に行けないと、お友達との交流が無く、
寂しい思いもするのですよね。
その姿を見ている母も心が痛みます💦


この放課後ディサービスの先生方もとても
素晴らしいのです。
子供の気持ち、目線に立ち、友達間の
トラブルや不適切な行動があった時、
怒る事なく、個別の時間を作り、じっくり
話して下さいます。


くれよん君は注意される事はないのですが、
暗い顔をしている時は、すぐに察して、
心配して下さり、くれよん君の話を引き出して
下さる様です。


何度が繰り返し、今では、くれよん君が
私に気を遣い、言えない様な家族の不満や
心配事やお友達との関わり方などを自分から
先生に話し、アドバイスを頂いている様です。


自分の中に溜め込み、体調を崩していた
くれよん君にはとてもありがたい変化です。


その上、私の事故や、体調不良の時も心配して
下さり、優先的に送迎をして下さいました。
そして、私も園長先生に呼んで頂き、話しを
しながら、私をも励まして下さる程の心遣い
なのです。


中学に行く事の出来なかった1つ年下の男の子
が、フリースクールとこの放課後ディサービスに
通っており、くれよん君が仲良しになりました。
その子は、フリースクールから
放課後ディサービスに通いながら、お友達との
接し方を学び、得意なことを伸ばしてもらい、
自信をつけ、今年春に高校に入学し元気に
通っています。


放課後ディサービスは辞めてしまい、
くれよん君は寂しいですが、凄い事です♪♪♪


先日、放課後ディサービスでお芋掘りの行事が
ありました。
くれよん君は大の虫嫌い❗️
先生方は知っているので、この日はお休みに
するか聞いて下さいます。
くれよん君は、見学にしました。


しかし、先生が虫を見ない様に配慮して、
1本の蔓を抜かせて下さいました。
サツマイモが8個も付いている蔓ごと袋に入れて
持って帰りました。


家族が喜ぶと言ってもらい、嬉しそうに
帰って来ました。
苦手も、自分から無理なく克服出来る
状況を作って下さるのです。


1日外で乾かし、蒸してみました。


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すごく甘くて美味しかったです♫


こんなに素晴らしいフリースクールが、
全国に増え、学校とフリースクールの選択も
自由にできる様になってくれたら、
学校に行く事の出来ない子供も親もどんなに
救われ、子供の将来性も大きく変わる事と
思っております。


幸い、この放課後ディサービスは我が家から
車で20分程で行ける近場にありますが、
お友達は、市外から通い、車で1時間程かかる子
が数人いらっしゃいます。
遠くとも、送迎して下さるのですよ。


今、養護高等部の登校は月2日の個別授業に
なっており、先生にお世話をおかけするのが
申し訳なく思っております。


放課後ディサービスに通う事が出来れば
満足なので、退学も検討致しましたが、
学校に所属していなければ、放課後ディサービス
に通う事は出来ないそうです。


障害であってもなくても、小、中学校の義務教育
の間でも、今の学校が苦手であるのなら、
行きやすいフリースクールに通う事が選択出来る
様になって欲しいと、切に思っております。


まず、色々な特徴のあるフリースクール
増えて欲しいと思います。
我が地域では、放課後ディサービスがとても
増えました。
しかしフリースクールとなると、開校までが
大変な事と思います。


教育者の資格も持たないりんりんには、
保護者としての声を上げる事くらいしか
出来ないかもしれません。


しかし、我が子2人とお友達の
発達障害であっても優れた能力を活かし、
苦手な部分をサポートしながら出来る
仕事場を作っていこうと少しづつ努力
しております。


学校に通えなかった子供達も、仕事が出来る
場所となるはずです。


体調も少しづつ良くなっておりますし、
仕事も復帰しましたので、まだまだりんりん
頑張りたいと思っておりますよ😊


ゆっくり更新して参りますので、
よろしくお願い致します🌷